「働きながら大学の学位を取りたい」「もう一度学び直したい」そんな思いを持つ社会人や主婦の方に注目されているのが通信制大学です。しかし通信制大学を選ぶ際に見落としてはいけない重要なポイントがあります。それが「文部科学省に認可されているかどうか」です。この記事では、通信制大学を選ぶ際に必ず確認すべき文部科学省認可の重要性と、失敗しない選び方のポイントを解説します。
文部科学省認可とは何か?なぜ重要なのか
通信制大学を選ぶうえで最も重要な確認事項のひとつが、文部科学省に認可された正規の大学であるかどうかです。
文部科学省認可の大学とは、学校教育法に基づいて文部科学省が設置を認可した正規の大学のことです。認可を受けた大学を卒業することで、正式な「大学卒業資格(学士号)」が取得でき、就職・転職・資格取得・大学院進学などにおいて正式な学歴として認められます。
認可されていない教育機関との違いを理解することが大切です。世の中には「大学」と名乗りながら文部科学省の認可を受けていない教育機関も存在します。そのような機関を卒業しても正式な学士号は取得できず、履歴書に「大学卒業」と記載できません。高い学費を払って学んでも、学歴として認められないというリスクがあります。
資格取得・公務員試験にも影響します。教員免許・社会福祉士・保育士などの国家資格は、文部科学省認可の大学での単位取得が受験要件になっているものが多くあります。認可を受けていない機関で学んでも、資格試験の受験資格を得られない場合があります。
通信制大学を選ぶ際のポイント
文部科学省認可の確認に加えて、自分に合った通信制大学を選ぶために確認したいポイントをまとめました。
取得できる学位・資格を確認しましょう。通信制大学によって学べる学部・学科・取得できる資格は大きく異なります。自分の目的(学士号取得・教員免許・社会福祉士など)に合った学位・資格が取得できる大学を選ぶことが最重要です。
学習スタイルが自分に合っているかを確認しましょう。通信制大学の学習スタイルは主にテキスト学習・インターネット学習・スクーリング(対面授業)の組み合わせで構成されています。仕事や家事の合間に学ぶ方にとっては、オンラインで完結できる授業の割合が多い大学が続けやすい場合があります。スクーリングの頻度・場所・オンライン対応状況を事前に確認しましょう。
サポート体制の充実度を確認しましょう。通信制大学は自己管理が求められる学習スタイルのため、学習が孤独になりがちです。担任制度・学習相談窓口・オンラインコミュニティ・就職支援など、学生をサポートする体制が充実しているかどうかは、学習継続率に大きく影響します。
卒業率・修業年限を確認しましょう。通信制大学は入学しやすい反面、卒業まで学習を続けることが難しく、途中で挫折してしまう方も少なくありません。各大学の卒業率や平均修業年限を確認し、無理なく卒業できる環境かどうかを見極めましょう。
学費の総額を把握しましょう。通信制大学の学費は一般の大学より低めに設定されていることが多いですが、入学金・授業料・教材費・スクーリング費用・試験費用などトータルの費用は大学によって異なります。奨学金や教育訓練給付制度が利用できるかどうかも合わせて確認しましょう。
通信制大学が向いている人
通信制大学は全ての人に向いているわけではありません。以下のような方に特に向いている学習スタイルです。
仕事・育児・介護をしながら学びたい社会人の方に向いています。自分のペースで学習を進められるため、まとまった時間が取りにくい方でも無理なく続けられます。働きながら専門知識を深めたい方・キャリアアップを目指す方に多く選ばれています。
地方在住で通学が難しい方にも適しています。近くに大学がない地域に住んでいる方でも、インターネットを通じて全国どこからでも質の高い教育を受けられます。
自己管理が得意で主体的に学べる方に向いています。通信制大学は自分でスケジュールを管理し、計画的に学習を進める力が求められます。締め切りを自分で意識しながら学べる方に特に向いている学習形式です。
まとめ
通信制大学を選ぶ際には、まず文部科学省に認可された正規の大学であることを必ず確認しましょう。そのうえで取得できる学位・資格・学習スタイル・サポート体制・学費を総合的に比較検討することが、後悔しない大学選びにつながります。学び直しの機会は年齢を問わずいつでも始められます。自分の目標に合った通信制大学を見つけて、新しい学びの一歩を踏み出してみましょう。
